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男はバス停で襟を立てた

って、映画のタイトルパクリなんすけどね。
女はバス停で服を着替えた

4月の異動によりまして外勤が多くなって、車なりバスなりで営業に歩いております。
表題は先日街角で見かけた光景でありまして、場所は上磯町七重浜。

信号待ちで止まった交差点の少し先左側に、バス停があります。
なにげに視界にとまった一人の男。黒っぽい出で立ちで短髪白髪の初老の男は高倉健を彷彿させる雰囲気があります。どうやら待ちくたびれたとみえて、バスがやってくる方向のこちらがわをじーっと見つめているのがわかります。遠くまで目をやってもやはりバスの姿がなかったのか、すっとジャンパーの襟を立てたのでした。

たとえば、たまにありませんか?町でふと目にとまった人の、境遇や人生を想像してみたりすること。
自分はけっこうそうやって人間ウォッチングをすることがありまして、つかの間信号待ちの間、彼についての想像を巡らせたわけです。

平日夕方前にバスを待つ男は、免許がない。いや、訳ありで免許がなくなってしまった。工場勤めだが、不景気の煽りで今日もこの時間に早帰りだ。正社員じゃないし、仕事にありつけるだけ有り難い。この時間に帰宅したところで妻はパートで夜が遅い。国道から中に一本入った西日のあたるアパート2階の角部屋で缶ビールを呑みながら夕刊を読む。近所で交通事故があったという記事。車ってのは怖いもんだ、俺はもう乗ることもないだろうけど。そう、あれはもう15年も前の話だったな・・・・

・・・っと、信号が青になったところでイメージ終了。ギアをローに突っ込んですーっと走り始める。勝手な想像してしまってすまないね、と、バス停のおっさんに別れを告げるべく目をやると、おっさんもこっちを見ている。立てた襟のせいで鼻から下は隠れている。んっ、襟の陰に何か抱えてたんだな。何かトランシーバーにも見えるけど。

トランシーバー・・・

ふぬあぁあ!


・・・・シートベルト取り締まりだったのねん。。。。


おっさん、ずるいよ、ずるすぎだよ~。てか、上手すぎだよ~。
数百メートル先の交番前では、しっかりと警官が2人待ちかまえております。まあ、僕はベルト派なのでいいんですけど、これにはやられちゃいますなぁ。


北海道内でもことさらシートベルト着用率の悪い道南地区。2004年秋の調査では函館は道内主要都市で最低の着用率68%という不名誉な記録、しかも何年も続けて最下位継続中。これを地域性という理由で片づけるわけにもいかず、最下位脱出を目指した取り組みは各方面でしっかりと進められているのであります。
おまわりさん、ごくろうさまです。


脳天気にイメージごっこなんかする前に、事の本質を見抜く力を付けねばのぉ~、自分。
シートベルトは忘れずに。

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