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市場経済の陰で

変わっていくモノや、消えていくモノが。

それぞれ、お気に入りってあるじゃないですか。
この商品(製品)なら、この銘柄(ブランド)とか。
とくに食材関係ってのは、いちばん自分に身近なものであるわけでして、たとえば毎日メグミルクの人は、たまたまスーパーで売り切れていたからといってよつ葉を買うわけにもいかないってことがあるわけです。

自分の範疇では、例えば納豆。
あるスーパーにしか並ばない、マイナーなブランドの、かといって高級でもなくやっす~い3ヶ105円の納豆なのですが、ポイントは「納豆のタレ」にありまして、メーカーが違ってタレが違っちゃうと、風味がすっかり変わってしまって満足度がイマイチ。

それが、たまたま子供用に買ってあった別メーカーの納豆を開けたところ、タレが自分のものと同じになっていたわけです。ついこの前までは違うモノだったのに、今日のは自分のお気に入りのモノと同じ。

たぶんに、3ヶ105円ていう安い世界の中で、タレを巡る熾烈な争いが繰り広げられているのでありましょう。タレメーカーと納豆メーカーのあいだで「市場調査では当社のタレがこれだけ支持を受けておりまして、納豆の風味はタレがひきたたせるという結果もありますことから、ぜひ御社におかれましても採用のご検討をお願いしたく・・・」なんていうようなやりとりがあって、そうやって殆ど誰も気にしないであろう領域で大きな取引がなされているわけです。

それともうひとつ、夏の自分のお気に入りは6本入り315円で箱売りされている「練乳氷イチゴ」なんですが、これをいつも買っている地元コンビニから、ついに商品自体が消えてしまいました。おそらくに、そのコンビニチェーンが全国系の大手コンビニと資本提携したことで、仕入れルートが大手側にシフトしてしまったのでしょう。その後いくつかスーパーを探しても見つからなく、寂しい夏になってしまいました。

そうやって、資本があちこち移り変わっていくうちに手に入らなくなるものや、倒産廃業なんかで商品自体が消えていくものたち。
市場経済の中では、変わらないままでいることのほうが大変なのかもしれません。
でも、身近で変わらぬままいて欲しいモノも、ひとつやふたつやみっつ、ありますよね。


そんなことを書いてたら「バターパン」と「ママケーキ」と「ポポ」が食べたくなってきました。
今はなき、忘れ得ぬ函館の味たち。あのころは有り難うという甘い思い出が、夏の終わりの切なさと重なるのでありました。

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