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死ななきゃ直らんのかなぁ

今夜は定例の勉強会で仲間と懇談。

帰宅後、ビデオに録っていた「ガイアの夜明け/町からバスが消える~ 規制緩和で揺らぐ地域の足 ~」を視聴。
地域振興においては地域内のモビリティ維持・向上は必須テーマだと日頃から考えている自分にとって、今回は必見テーマであります。
番組は冒頭、規制緩和によって貸切バスや都市間黒字路線に新規参入が増加、過当競争が収益悪化を招き、あおりを受けた地方バス路線が切り捨てられていく、という事実を背景として語ります。

その上で全国の地方バスの現況をリポート。
メインで紹介されていたバス会社は、経営破たん後、別の交通事業者によって経営再建に至った恵まれたケースです。従業員も再雇用、路線も現状維持。

新しい経営陣のもと、従業員も奮起します。運転技能向上訓練、時刻表の地域配布、乗り場の自主清掃、バス停表示の改善。

バス停の時刻表を張り替えていた社員がカメラに向かってこう言います。「見やすくなっていると思います。何でもっと早くやらなかったのかとも」

・・・ここが今日のタイトルのキモです。
残念ながら仕事というのはこれが現実で、組織も、それを構成している人間も、大半がこういう意識状態にあって、一度死ぬ目に遭わないと気が付かない。

例えば、先ほどの勉強会でも似たような話があって、改善を要する点を認識出来ていながら、実現できないのはどうしてなんだろう、という疑問。そしてそれは、大体にして構造的な欠陥に起因するのではないかと。

客・経営陣・従業員、それぞれが持っているニーズに対して、互いにどう応えあうか、という意識で働く人が増えれば、必ずいい結果を出すことが出来る、それが仕事ってもんじゃないかと僕は考えてます。

そして、僕が時に辛口を綴るのも、そんな考えからです。
我が社も含め、残念ながらまだまだそういう意識にはほど遠くて、仕事したくないと公言するような人間とも机を並べて働かなくちゃならないのが現実です。これは正直ストレスにもなってます。

とはいえ、こういう事をダメ出しばかりの愚痴話では終わらせたくないし、権力に任せて声高に話すこともしたくない。
自分のような人間が感じたことを、ヒントにしてくれる人が一人でもいてくれれば、と願って。

最後に話は戻りますが、このバス会社の新社長は番組の最後にこんなメッセージを残しています。
「どんな時代になっても公共交通は必要だ、車社会の中でも、我々は(人々にとって)いらないことをやっているわけではない、絶対に社会にとって必要なことをやっているんだという意地を示したい」

事業者として何をすべきか、組織を司る人間に、そのことをシンプルに示すメッセージがあるならば、組織は活力をみなぎらせることが出来ると考えます。


・・・なーんて、酔っぱらいが書く話じゃありませんな(^_^;

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コメント

わたしも見てました。
見ていて会社が変わっているのをみていて気持ちよかったです。
そもそも破綻の原因を過当競争で収益悪化したのを原因とされているような気もしていまいたが、そうじゃなくて会社そのものの体制にあり、責任転嫁にすぎなかったんだという感じがしました。
これは今回のバス会社だけじゃなくて、どの業種でもいえる話なんですよね・・・。

投稿: わいふる | 2007.06.20 07:50

そです。どの業界でも言える話。

函館のバス会社は市営バスの営業譲渡を受け、同時期に社長も交代し、それからはサービス向上が実感できる取り組みがされてきています。労働集約産業なので昔は組合の力も強くて経営陣も対策に苦労されたりしていたようですが、事業を向上させていくための方法を互いに考えた結果じわじわと効果が現れてきたようであります。

ぼやいているままじゃなく、うちもみんなで仕事のことをちゃんと議論してみなくちゃならんですね。

投稿: わかだんな | 2007.06.21 00:00

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